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従業員の「モチベーション」を高める!成果に繋がる人事制度設計について社労士が解説!

2025/06/27  コラム
従業員の皆さんが日々活き活きと働き、会社全体の成果に繋げるためには、モチベーションを高める人事制度の設計が不可欠です。しかし、せっかく素晴らしい制度を導入しても、運用がうまくいかなければ逆効果になることも。ここでは、従業員のモチベーション向上に繋がる人事制度を構築するための重要なポイントをご紹介します。

評価者の育成と評価基準の統一

人事評価制度を機能させる上で、評価者の質は非常に重要です。評価者によって従業員の見方が異なると、評価の公平性が損なわれ、従業員の不満に繋がりかねません。

評価者研修の実施

評価基準の理解を深めるだけでなく、具体的な評価方法、フィードバックの仕方など、評価者が自信を持って評価できるような研修を定期的に実施しましょう。

複数人での評価

複数人の評価者が関わることで、一人の評価者の主観に偏ることなく、より客観的な評価が可能になります。場合によっては、上司だけでなく同僚や部下からの多面的な評価(360度評価)も検討する価値があります。

曖昧な言葉を避け、具体的な評価基準を設定する

「積極性」「協調性」など、抽象的な言葉は評価者によって解釈が異なりやすく、従業員も何をどうすれば評価されるのかが分かりにくいものです。

評価項目の具体化

例えば「積極性」であれば、「新しい業務への提案回数」「困難な課題への自律的な取り組み」など、具体的な行動や成果で測れるように定義しましょう。

基準の明文化とすり合わせ

定義した評価基準は、文書化して従業員全員に周知し、評価者と被評価者の間でしっかりとすり合わせを行いましょう。「こうすれば評価される」という共通認識を持つことが、従業員の行動変容を促します。

「できた・できていない」を明確にする評価

「中間評価」という言葉の解釈は様々ですが、もし「どちらともいえない」「もう少し」といった曖昧な評価を指すのであれば、それは避けるべきです。評価は、従業員が自身の強みと改善点を知り、成長に繋げるためのものです。

明確な合否基準の設定

評価項目に対して、「できた」のか「できていない」のかを明確に判断できる基準を設けましょう。これにより、評価者は迷うことなく評価を下せ、従業員も自身の達成度を明確に把握できます。

建設的なフィードバック

「できていない」と判断された場合でも、その理由や改善策を具体的にフィードバックすることが重要です。単に「できていない」と伝えるのではなく、「○○の点において、××を改善すると、より良くなります」といったように、次に繋がるアドバイスを心がけましょう。

まとめ

従業員のモチベーションを高め、企業の成果に繋げる人事制度を設計するには、評価の公平性、透明性、そして明確性が鍵となります。今回ご紹介したポイントを参考に、貴社に最適な人事制度の構築・見直しを検討されてみてはいかがでしょうか。

当事務所では人事評価制度の構築から運用まで一貫してサポートしております。
人事評価制度の作成についてお考えの方はぜひご相談ください!
社会保険労務士法人 JOY
代表 松村真奈美
保有資格
社会保険労務士
専門分野
人に関する様々な悩みの解決
経歴
静岡県出身。大学卒業後、専門商社や大手ウェルネス関連メーカーで勤務し、出産退職。 平成17年に社労士試験に合格。広島で大手通信企業に勤務し、新人研修、スタッフ労務管理、 採用業務などを経た後、営業部門へ異動。自社ソフト販売コンテストで全国1位を獲得。 法人営業を通じて経営者やスタッフの悩みに寄り添い、独立を決意。令和元年7月1日に まつむら社会保険労務士事務所を開設。人事や営業の経験を活かし、多くの人が活躍できる フィールドを創り、企業の成長を支えるために毎日奔走中。
一言
超えられない課題は与えられない。必ず乗り越えられるからこそ課題はやってくるのだと 私は信じています。もしよろしければ、課題を超えたその先の景色を私と一緒に見てみませんか?
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