【電気工事設備業・従業員8名】働き方改革推進助成金を活用して業務効率化に成功した事例
1. 現状の労務の課題
従業員8名の電気設備工事業を営む企業では、大手企業の工場内での電気設備工事や制御盤製作、改造などを手がけています。
しかし、創業が古いため、使用している道具も古いままで、工具の老朽化が進行していました。
その結果、作業効率が著しく低下し、業務の進行に支障をきたすようになっていました。
2. 社労士事務所からの提案内容
この課題に対して、社労士事務所は工具の買い替えを一気に行うと高額な経費がかかるため、働き方改革推進支援助成金の活用を提案しました。
社長には故障寸前や調子の悪い工具をピックアップしていただき、実際に工具を確認しながら、用途や使用場所、連続使用の有無などを詳細にヒアリングしました。
その結果、業務効率の向上が期待できる工具を特定し、助成金申請を行うことにしました。
3. 解決後の結果
提案通りに助成金の申請手続きを進め、交付申請書を作成しました。
職員や社長が実際に工具を使用している様子を写真に収めるなどして、説得力のある資料を作成した結果、無事に交付決定が下りました。
工具が新しいものに更新されたことで、作業がスムーズに進むようになり、業務効率が大幅に向上しました。
4. 本件のポイント
この成功事例のポイントは以下の通りです。
社長からの「工具を買い替えたいが、何か助成金がないか」という一言から始まり、日頃から業務内容や状況をヒアリングしていたことで、適切なタイミングで適切な助成金情報を提供できたこと。
顧問先と社労士事務所との信頼関係に基づき、情報の開示がスムーズに行われたことで、迅速かつ効果的な提案が可能となったこと。 このように、定期的なヒアリングと信頼関係の構築が、企業の課題解決に大きく寄与した事例です。今後も、同様の支援を通じて、さらなる効率化と事業発展を目指していきます。
執筆者情報
社会保険労務士法人 JOY
代表
松村真奈美
保有資格社会保険労務士
専門分野人に関する様々な悩みの解決
経歴静岡県出身。大学卒業後、専門商社や大手ウェルネス関連メーカーで勤務し、出産退職。 平成17年に社労士試験に合格。広島で大手通信企業に勤務し、新人研修、スタッフ労務管理、 採用業務などを経た後、営業部門へ異動。自社ソフト販売コンテストで全国1位を獲得。 法人営業を通じて経営者やスタッフの悩みに寄り添い、独立を決意。令和元年7月1日に まつむら社会保険労務士事務所を開設。人事や営業の経験を活かし、多くの人が活躍できる フィールドを創り、企業の成長を支えるために毎日奔走中。
一言超えられない課題は与えられない。必ず乗り越えられるからこそ課題はやってくるのだと
私は信じています。もしよろしければ、課題を超えたその先の景色を私と一緒に見てみませんか?