【エステサロン・従業員20名】キャリアアップ助成金を活用し、人材育成に成功した事例
現状の労務の課題
従業員20名を抱えるエステティックサロンでは、全員が中途採用であり、それぞれのスキルや成長度合いに大きな差があります。
入社時に行う研修もあるものの、ステップアップを希望するやる気のある社員を見極めるのが難しく、人材育成に課題を抱えていました。
社労士事務所からの提案内容
この課題に対して、当事務所は「キャリアアップ助成金 正社員化コース」の活用を提案しました。
この助成金を活用することで、まずは有期雇用での見極め期間を設け、社員の実力に応じてキャリア手当を段階的に支給する仕組みを導入しました。
具体的には、入社後6か月経過したタイミングで「キャリア手当(初期)」を支給し、その後も努力や成果に応じて「キャリア手当(中期)」「キャリア手当(後期)」と手当額を増やしていく方法を提案しました。
解決後の結果
この提案により、サロンは無駄な人件費を削減しつつ、優秀な人材を効果的に確保することができました。
さらに、社員のモチベーションが向上し、会社全体の雰囲気も良くなりました。見極め期間があることで、正社員登用前に退職してしまうリスクを軽減でき、長期的な人材育成が可能になりました。
本件のポイント
助成金の活用:キャリアアップ助成金の正社員化コースを活用し、コストを抑えながら人材育成を行うことができました。
段階的な手当制度:キャリア手当を段階的に導入することで、社員の努力と成果をしっかり評価する仕組みを作り、モチベーションを高めました。
有期雇用による見極め:有期雇用期間を設けることで、正社員登用前に社員の適性を見極めることが可能になり、長期的な人材育成に寄与しました。
このように、エステティックサロンでは、社労士事務所の提案により、スキルや成長度合いが異なる社員たちを効果的に育成し、やる気のある優秀な人材を確保するための基盤を整えることができました。