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解決事例

【建設業・従業員10名】賃金テーブルと評価基準の見える化に成功

現状の労務の課題

ある従業員10名の小規模建設会社では、室内外の温度調整に関する設備工事を行っていました。しかし、従業員の採用や基本給の決定において、根拠のない賃金設定が行われており、従業員に納得のいく説明ができないという課題がありました。賃金テーブルや評価軸が存在しないため、給与決定のプロセスが曖昧で、従業員からの不満が募っていました。

社労士事務所からの提案内容

この問題に対して、当事務所では等級評価規程を設定し、賃金規程に賃金テーブルを導入することを提案しました。この賃金テーブルにより、従業員の基本給や昇給が明確な基準に基づいて決定されるようになります。また、評価規程を設けることで、各従業員の役職や職務内容に応じた適切な給与が支払われるようにし、給与決定の透明性を高めました。

 

 

解決後の結果

提案を実施した結果、基本給の設定や従業員のポジショニングが明文化され、これまで曖昧だった給与決定のプロセスが見える化されました。これにより、従業員に対して給与の決定根拠を説明できるようになり、従業員の納得感が向上しました。また、企業側も給与決定の一貫性と公平性を確保できるようになり、労務管理の質が向上しました。

 

本件のポイント

このケースで重要だったポイントは、以下の通りです。

賃金規程と評価基準が明文化され、あいまいだった給与決定プロセスがはっきりとしたこと。
基本給や昇給のルールが明確になり、従業員に対して納得のいく説明ができるようになったこと。
給与決定の透明性と公平性が確保されたことで、従業員のモチベーション向上や企業の労務管理の質が向上したこと。
今回の対応により、給与決定における透明性と一貫性が確保され、企業全体の信頼性向上に寄与する結果となりました。

執筆者情報
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社会保険労務士法人 JOY 代表 松村真奈美
保有資格社会保険労務士
専門分野人に関する様々な悩みの解決
経歴静岡県出身。大学卒業後、専門商社や大手ウェルネス関連メーカーで勤務し、出産退職。 平成17年に社労士試験に合格。広島で大手通信企業に勤務し、新人研修、スタッフ労務管理、 採用業務などを経た後、営業部門へ異動。自社ソフト販売コンテストで全国1位を獲得。 法人営業を通じて経営者やスタッフの悩みに寄り添い、独立を決意。令和元年7月1日に まつむら社会保険労務士事務所を開設。人事や営業の経験を活かし、多くの人が活躍できる フィールドを創り、企業の成長を支えるために毎日奔走中。
一言超えられない課題は与えられない。必ず乗り越えられるからこそ課題はやってくるのだと 私は信じています。もしよろしければ、課題を超えたその先の景色を私と一緒に見てみませんか?
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