【清掃業】パワハラ問題に対処!適切な対応とスムーズな解決事例
現状の労務の課題
従業員数125名の清掃業、ビルメンテナンスを手掛ける会社で、複数のテナントの清掃や害虫駆除を行っていました。各事業場にはパートリーダー的な役割の従業員が存在しましたが、その中の一部のリーダーによるパワハラが原因で、社員が次々と退職するという問題が発生しました。会社はこの状況を重く受け止め、当事務所にご相談いただきました。
社労士事務所からのご提案内容
まずは状況をしっかりと把握するため、徹底したヒアリングを行いました。パートリーダーの行動については、他の従業員の証言をもとに、一方的な意見に偏らないように注意しながら、事実に基づく情報を収集しました。また、パートリーダーの上司にあたる社員からも詳細な聞き取りを行い、全体の状況を把握しました。
その後、問題のあるリーダーと面接・指導を行う機会を設けることを提案し、会社はこれを実施しました。問題行動が繰り返されるたびに、始末書や業務改善指導書を記入させるなど、具体的な対策を講じました。
解決後の結果
指導を行う一方で、パートリーダーの影響を受けた社員が休み始める事態が発生し、事態が深刻であることが明らかになりました。最終的に、パワハラが横行していたことが確認され、会社はパートリーダーに退職勧奨を行いました。本人も同意し、退職することとなりました。
本件のポイント
公平な状況確認とヒアリング
パートリーダーの行動について、一方的な意見に基づかず、現場の状況や関係者からの証言を基に公平に状況を確認しました。これにより、事実に基づく適切な対応が可能となりました。
迅速かつ丁寧な問題解決
問題が深刻化する前に、スピーディーに状況を把握し、指導や始末書の提出を徹底することで、周囲に不必要な噂が広がらないように注意しました。これにより、問題を迅速に解決することができました。
連絡経路のルール化
今後同様の問題が発生した際には、適切な連絡経路を確保し、スムーズに対応できるようルールを整備しました。これにより、問題発生時の混乱を最小限に抑えることが期待されます。