【管理職向け研修の実施】自動車部品製造業における管理職意識向上の事例
現状の労務の課題
ある自動車部品製造業では、人事組織を見直し新制度に切り替えた際、特に新しく管理職となる社員に対して、どのように管理職としての自覚を持たせるかが課題となっていました。座学形式の研修では、退屈さを感じやすく、効果的な意識付けが難しいという問題がありました。
社労士事務所からのご提案内容
この課題に対し、当事務所からは、従来の座学研修を改め、クイズ形式で労働法や管理職の役割を学ぶ機会を提供することを提案しました。また、社員研修のテキストを「書き込み式」にして、自ら考えながら資料を完成させる内容にすることで、参加型の研修を実現しました。このようにして、管理職としての自覚を自然と育むことを目指しました。
解決後の結果
参加型の研修を導入した結果、新任管理職は積極的に学び、管理職としての自覚を大いに持つようになりました。また、管理職以外の社員には就業規則の説明会を実施し、日ごろあまり意識しなかった会社のルールについて学ぶ良い機会となりました。これにより、組織全体で労務管理の意識が向上しました。
本件のポイント
・従来の座学研修をクイズ形式に変更し、楽しみながら学ぶ環境を提供。
・書き込み式の研修テキストを導入し、社員自身が資料を完成させる形での学びを促進。
・管理職以外の社員にも就業規則説明会を実施し、労務管理の意識を全体的に向上。
執筆者情報
社会保険労務士法人 JOY
代表
松村真奈美
保有資格社会保険労務士
専門分野人に関する様々な悩みの解決
経歴静岡県出身。大学卒業後、専門商社や大手ウェルネス関連メーカーで勤務し、出産退職。 平成17年に社労士試験に合格。広島で大手通信企業に勤務し、新人研修、スタッフ労務管理、 採用業務などを経た後、営業部門へ異動。自社ソフト販売コンテストで全国1位を獲得。 法人営業を通じて経営者やスタッフの悩みに寄り添い、独立を決意。令和元年7月1日に まつむら社会保険労務士事務所を開設。人事や営業の経験を活かし、多くの人が活躍できる フィールドを創り、企業の成長を支えるために毎日奔走中。
一言超えられない課題は与えられない。必ず乗り越えられるからこそ課題はやってくるのだと
私は信じています。もしよろしければ、課題を超えたその先の景色を私と一緒に見てみませんか?