【問題社員対応】問題社員の未払い残業代請求を半額以下に抑えた事例と再発防止策
現状の労務の課題
今回の企業は、従業員の勤務態度に問題がありました。特に、一部のスタッフが働きの悪さと目に余る勤務態度を示していました。その中でも、退職した社員が未払い残業代を請求してきたことが大きな課題となりました。会社としては、早く帰るように指導していたものの、その指導の証拠がなく、残業計算を行った結果、未払い賃金が70万円以上発生する可能性がありました。
社労士事務所からの提案内容
社労士事務所は、まず会社が発生した未払い残業代問題について、詳細な調査を行いました。残業命令が出ていないにもかかわらず、従業員が勝手に出勤していた点を労働基準監督署に確認しながら、適切な対応を進めました。また、未払い賃金を可能な限り抑えるために交渉を行い、結果として35万円に抑えることに成功しました。さらに、今後同様の問題が発生しないよう、残業時のルールや働き方について社内での確認を行い、新たな制度の構築を提案しました。
解決後の結果
交渉の結果、未払い賃金の額を当初の70万円から35万円に抑えることができました。また、社内での残業に関するルールや働き方についての確認と制度構築により、今後同様のトラブルが発生するリスクを大幅に軽減しました。従業員の働き方に対する意識改革も進み、職場環境の改善が見られるようになりました。
本件のポイント
・【問題社員対応】労基署との確認作業を通じて、未払い賃金を70万円から35万円に抑制
・【再発防止策】残業に関する社内ルールの再確認と新制度の構築
・【再発防止策】職場環境の改善と従業員の意識改革
執筆者情報
社会保険労務士法人 JOY
代表
松村真奈美
保有資格社会保険労務士
専門分野人に関する様々な悩みの解決
経歴静岡県出身。大学卒業後、専門商社や大手ウェルネス関連メーカーで勤務し、出産退職。 平成17年に社労士試験に合格。広島で大手通信企業に勤務し、新人研修、スタッフ労務管理、 採用業務などを経た後、営業部門へ異動。自社ソフト販売コンテストで全国1位を獲得。 法人営業を通じて経営者やスタッフの悩みに寄り添い、独立を決意。令和元年7月1日に まつむら社会保険労務士事務所を開設。人事や営業の経験を活かし、多くの人が活躍できる フィールドを創り、企業の成長を支えるために毎日奔走中。
一言超えられない課題は与えられない。必ず乗り越えられるからこそ課題はやってくるのだと
私は信じています。もしよろしければ、課題を超えたその先の景色を私と一緒に見てみませんか?